その頃、涼は
自動販売機で野菜ジュースを購入中。

「はぁ…疲れた…」

ガタンと自動販売機を殴る。
遠目から見たら、イラついている人だ。

「何自動販売機殴ってんだよ。」

ビクッと肩が震えた涼は、
横を見ると萩弥が部着でいた。

「はぁ…萩弥か…びっくりした…」

ずるずるとしゃがみ込んだ涼。

萩弥は、邪魔そうな顔をする。

「あーごめんごめん。」

立ち上がり、
野菜ジュースを飲んだ。

「なんかあったのか?」

「はい?」

萩弥に言われて、
涼は萩弥を見るが目を合わせない萩弥。

「まぁいいか、じゃーな。」

スポーツドリンクを買って、
萩弥は走って体育館に行った。