優征が一歩前に出た。

「脱ぼっち‼︎お先に〜♪」

・・・。

3人にVサインすると、
ニコッと笑う優征は幸せそうだ。

「「「うぜぇぇぇ‼︎」」」

合宿先まで、
走って追いかけられた優征であった。

次の日は、練習試合。

いつもはおふざけの4人だが、
今日という日は真剣らしい。

「優征‼︎」

俊から名前で呼ばれ、ボールをもらう。

ボールを運んで、萩弥に渡す。
そして、洸汰がシュートを決める。

プレーをしていると、
ギャラリーがギャギャうるさい。

上を見ると。
天文部が堂々といる。

友実の可愛らしい照れ笑い。

優征の頬まで緩む。