隣にいる、友実が空を見た。
「やばい、流星群が始まっちゃった。」
「電波圏外かよ…」
優征が携帯を見て言うと、
友実がいきなり優征の手を引っ張った。
心臓の鼓動が早くなる優征。
「ここっ‼︎」
星の流れる方向に走る友実。
すると、広い草原に行き着いた。
「すごい…広い…」
「綺麗…」
広い草原に目を丸くした優征。
空には、輝く星が降り注いでいる。
手を繋いでいるのも忘れ、
ただ無言で空を見上げている2人。
そして、ぽろっと出た言葉。
「友実…俺と…付き合わない?」
優征も友実を見ると微笑んだ。
友実は、軽くコクンと頷いた。
