では、優征の脳内は言うと。

“ポワポワ” “可愛いなぁ”

はい。
これは完璧に落ちています。

「おーい‼︎」

「起こしてやろうか。」

掌を見た萩弥。
俊と洸汰は、嫌の予感しかしない。

それは、的中。
止めることはできなかった。

パッシーーーーーーーーッン。

はい。
ご察しの通り、萩弥がやらかしました。

「お前は、馬鹿かっ‼︎
他の方法とか考えろよっ‼︎」

「これが一番だろ?」

萩弥まで頭が逝かれたか。

「ビンタはないでしょ…」

ドン引きの洸汰は、真顔だ。

「あっ…帰るのか。」

「「「えっ…」」」

我に返った優征は、
怒りもせずただ頬を押さえて歩き出した。