涼は、友実を見て一撃する。

「何?」

「はよ、数学しなさいよ。」

照れ隠しなのか、
涼の頬は赤くなっていた。

その時、萩弥がチラッと涼を見た。

そんなことに気付くわけのない。

「おい。
お前、勉強しなくていいのか?」

お久しぶりの登場の萩弥。
携帯を弄りながら、涼に聞くが。

「・・・。」

もろ、無視している素晴らしい涼。

3人は思っただろう。

“萩弥にできるのアイツだけだ…”

心の中で
感激と失笑している3人でした。

「腹減った。なんかねぇ?」

横目で萩弥な優征を見る。