勉強を始めて、20分後。
戻ってきた涼は、疲れている顔。

「す…涼⁉︎どうしたの?」

友実が席を立って、涼に近づく。
みんなが涼をみる。

「いや…そんな見ないでくれません?」

また、みんなが勉強に集中する。

涼と萩弥は、
同じ体勢で携帯を触っている。

なんか…

「「似た者同士だ…」」

萌空と俊の声が重なった。

「本当だ…」

「確かに…似ている…」

舞子と洸汰も涼と萩弥を見て頷いた。

「変なの〜」

クスクス笑う友実。
優征もつられて笑ってしまう。