すると、パタパタと走る足音が聞こえた。

「優征くん‼︎
ごめんねっ‼︎遅くなって‼︎」

頭をペコっと下げる友実。

「3人とも行くよー?」

優征が、
3人を不思議そうに
見ながら声をかけた。

「あぁ…」

俊が返事をして、
甘い雰囲気の2人の後ろを歩く。

割り込みにくい雰囲気だ。

「ちょっ…待ってね。」

ドアを開けて何が、
ごちゃごちゃ聞こえる。

数分後にヒョコッと出てきた友実。

「入っていいですよ。」

優征がドアを開けた。
いざ、天文部部室へ。

足を踏み込んだ“BOY’sぼっち”。

未知の世界への入り口だ。