ゴールデン☆キャット

笑っているとお腹がグ〜っと鳴り、一気に恥ずかしくなった。



「すげー音。」

「しょ、しょうがないじゃん!! お昼食べてないんだから!!」

「は? 食ってねーの?」

「だってっ……待ってたんだもん……桐生君が来るの待ってた……。」



ギューッと抱きしめられて、顔が熱くなる。


頭と頭が触れ合った。



「ごめん。 酷い事言いそうで、お前と顔合わせたくなかったからここに来なかった。」

「酷い事?」

「一緒に居た黒髪の男誰?」



黒髪の男……蒼たちといる所意外と見られてたんだ。



「お兄ちゃんだよ。」

「は? お兄ちゃん?」

「そ、お兄ちゃん。 一緒に居た女の人はお兄ちゃんの彼女で、もう一人居た男の人はお兄ちゃんの友達。」