ゴールデン☆キャット

そりゃそうだけど__っ!


って、私と桐生君が好き同士……。



「夢、じゃない?」

「そーいう可愛い事を今言うなよ。 あんなんじゃ済まなくなるじゃん。」



桐生君は「はぁ……。」とため息を漏らして私を抱きしめた。


心臓がバクバク言ってる。



「ね、ねぇ……近いんだけど……。」

「早く慣れて。 俺もっと触りてーんだから。」



もっと!?


心臓がもたないよ……。


でも……。



「努力します。」

「宜しくお願いします。」



桐生君が「プッ」っと吹き出して、私もつられて笑ってしまった。