ゴールデン☆キャット

「で? 返事は? まー答えは分かってっけど、ちゃんとお前の口から聞きたいし、言って?」



この言い方、私の気持ちばれてる……よね?


絶対ばれてる。



「……やっぱ自信過剰じゃん。」

「早く言わねーとチューすんぞ。」



グッと顔が近付き、あと数センチで鼻が触れてしまいそうだ。


この状況が恥ずかしいのか、この体勢が恥ずかしいのか分からないけど、顔が熱くなっていく。



「私も……桐生君が好き__っ!?」



言い終えた瞬間、チュッと一瞬唇が触れ合った。


咄嗟に唇を両手で押さえて驚いていると、桐生君は満足げに笑った。



「っ、言ったのに何で!?」

「好き同士なら問題なくね?」