ゴールデン☆キャット

真剣に話してくれているのに、やっぱり心のどこかでまだ嘘なんじゃないかって思ってる。



「勘違いって、何?」

「お前の誤解とくのに協力したくねーなーって思った時はさ、お気に入りの玩具取られるのが嫌な感じと似てんなーくらいにしか思ってなかったんだよね。 でもお気に入りなんてレベルじゃなかったって今日気付いた。」



桐生君は私の首の後ろに手を回すと、そのまま手を組んだ。


直ぐには逃げられない体勢。


ドキドキしている心臓が更に煩くなっていく。



「俺以外の男に触られてんな。」

「それって__」

「お前が好き。 さっきからそう言ってんじゃん。 いい加減素直に聞き入れろよ。」



告白されてる?


桐生君から?


これマジだよね?


本当に本当に夢じゃないんだよね!?