作ったって言ってもスーパーに寄って帰ってないから、冷蔵庫にあるものを適当に炒めただけ。
それでも蒼は「美味しい。」って言って食べてくれる。
「最近学校どう?」
「一人、友達みたいな人が出来た。」
「みたいって何だよそれ。」
「お昼は一緒に食べてるけど、教室じゃあんまり話さないからちょっと謎な関係なんだけど、多分友達。」
「お前が少しでも楽しめてるなら俺は何でもいいよ。」
「その人のお蔭で楽しいよ。」
夕食を食べ終えると、蒼はお風呂に入って出かけて行った。
私は初のマカロン作り。
いつも音楽を聞きながら、色んな事を考えながら作っている。
だけど今日は桐生君の事ばかり考えていた。
どうしよう……ヤバい。
あんな話を聞いた後に自覚するなんて……私、桐生君の事が好きだ。
桐生君の特別になりたいって思うのに、今の関係を崩したくないから怖くて先に進めない。
矛盾だらけだ。
それでも蒼は「美味しい。」って言って食べてくれる。
「最近学校どう?」
「一人、友達みたいな人が出来た。」
「みたいって何だよそれ。」
「お昼は一緒に食べてるけど、教室じゃあんまり話さないからちょっと謎な関係なんだけど、多分友達。」
「お前が少しでも楽しめてるなら俺は何でもいいよ。」
「その人のお蔭で楽しいよ。」
夕食を食べ終えると、蒼はお風呂に入って出かけて行った。
私は初のマカロン作り。
いつも音楽を聞きながら、色んな事を考えながら作っている。
だけど今日は桐生君の事ばかり考えていた。
どうしよう……ヤバい。
あんな話を聞いた後に自覚するなんて……私、桐生君の事が好きだ。
桐生君の特別になりたいって思うのに、今の関係を崩したくないから怖くて先に進めない。
矛盾だらけだ。


