尊とは凄く順調で、この幸せを少し怖いなと思う時もある。
恋愛初心者過ぎて嫌われるんじゃないかって、呆れられるんじゃないかって今でも不安にはなる。
けど私の事を思ってか、尊は以前よりも女の子たちと距離を置いてくれるようになった。
相変わらずガンガン話しかけられてはいるけど、出来るだけ触らせない様にしてくれている。
そういう場面を見ると、嬉しくなる。
「お前、浮気してんじゃねーの?」
「は!? してるわけないじゃん!!」
社会科資料室からの帰り、どこかからか喧嘩してるような声が聞こえてきた。
今の笹野さんの声に似てた様な……。
違うかもしれないとも思ったけど、ちょっと気になって声のする方へ階段を静かに上った。
「最近やらせねーじゃん? 他でやってんじゃねーの?」
「なんでそうなんの!? 人手が足りなくて暫くバイトばっかになるって言ったよね!? ゆっくり出来る時間もないのにできるわけないじゃん!! やる事しか頭にないわけ!?」
思った通り、笹野さんだった。
どうやら彼氏と揉めてるみたいだ。
恋愛初心者過ぎて嫌われるんじゃないかって、呆れられるんじゃないかって今でも不安にはなる。
けど私の事を思ってか、尊は以前よりも女の子たちと距離を置いてくれるようになった。
相変わらずガンガン話しかけられてはいるけど、出来るだけ触らせない様にしてくれている。
そういう場面を見ると、嬉しくなる。
「お前、浮気してんじゃねーの?」
「は!? してるわけないじゃん!!」
社会科資料室からの帰り、どこかからか喧嘩してるような声が聞こえてきた。
今の笹野さんの声に似てた様な……。
違うかもしれないとも思ったけど、ちょっと気になって声のする方へ階段を静かに上った。
「最近やらせねーじゃん? 他でやってんじゃねーの?」
「なんでそうなんの!? 人手が足りなくて暫くバイトばっかになるって言ったよね!? ゆっくり出来る時間もないのにできるわけないじゃん!! やる事しか頭にないわけ!?」
思った通り、笹野さんだった。
どうやら彼氏と揉めてるみたいだ。


