顔を手で覆っても隙間から涙が零れる。
苦しい。
前は一緒に居られるだけでいいって思ってたのに、今はそれだけじゃ足りない。
どんどん欲張りになってる。
もっと特別扱いしてほしいって思ってる。
尊……尊……。
「みこ、と__っ……。」
「呼んだ?」
前から突然抱きしめられてドキッとした。
耳元で聞こえた声にゾクッとした。
「教室にいねーし、豊からはお前が変な顔して教室出てったって言われるし……一人で何泣いてんだよ。」
「……泣いてない。」
「んじゃ顔見せろ。」
「……やだ。」
苦しい。
前は一緒に居られるだけでいいって思ってたのに、今はそれだけじゃ足りない。
どんどん欲張りになってる。
もっと特別扱いしてほしいって思ってる。
尊……尊……。
「みこ、と__っ……。」
「呼んだ?」
前から突然抱きしめられてドキッとした。
耳元で聞こえた声にゾクッとした。
「教室にいねーし、豊からはお前が変な顔して教室出てったって言われるし……一人で何泣いてんだよ。」
「……泣いてない。」
「んじゃ顔見せろ。」
「……やだ。」


