。 今でも忘れられない 少し血の混じったような独特な匂い。 白い布が顔に被せられていて、 その部屋で俊哉は静かに眠っていた。 俊哉のお母さんが泣いていて、隣にはお父さんが潤くんを抱っこして俯いている。 夢であってほしい。 本気でそう思った。