「ちなみにお揃いっ!」 俊哉はそう言って自分の手を広げた。 本当に本当に嬉しい。 「俊哉ぁ…」 「ほーら、また泣く」 「だって…」 私、すごく幸せだよ…。 俊哉でよかった。 これからも俊哉がいい。 「まだ小さな約束しかできないけど、立派な大人になるまで待ってて」 「うん、待つ!俊哉大好きー!」 そう言って私は俊哉に抱きついた。