教室に戻ると、結梨がいた。 「あっ、お疲れさま」 「ゆぅーりぃぃ…」 「彩葉ちゃん?」 そう言って結梨は私の頭を撫でた。 金城結梨(かねしろゆうり) 高校1年生の時からクラスが一緒。 ふわふわしてるけど、しっかり者だ。 性格も良いからみんなに好かれる、わたしの自慢の親友。 「…なんかね、」 わたしはさっきの事を話した。