私は支度を終わらせてとぼとぼ下駄箱に向かっていると、 「よっ」 背中を軽く押された。 「春瀬くん!」 「一緒に帰ろうぜ」 「うん」 私さっきの聞いちゃってたからなんか気まずいよ…(私だけ) 「有村と今日一緒に帰りたいって思ってたら、偶然会えて嬉しい」 「もうなに言ってるの!早く行こ」 なんか… 「髪すごい綺麗だよな」 なんかなんか… 「有村って本当小さくて可愛…」 「春瀬くん!!」