漆黒のオオカミと白銀のうさぎ




ーーーーーーーギュッ



「え、美羽⁇」


「ふぇ⁇…ぁ。」


「は?」


なぜみんなが驚いているのかと言いますと、それは私が葵の指を握ったからです


「な、な、な、にゃんで⁈」


「なんでってこっちが聞きたいわよ!
美羽なんであたしの指握ってるのよ」


「美羽、次は猫になるのか」


「あんたは黙ってなさい!獣大神!
美羽…もしかして…これは一大事だわ!
今から話し合いよ!美羽!」


「え、で、でも…蓮くん」


「こいつは毎日昼休み美羽のこと独り占めしてるでしょ!
今日くらい私に付き合ってよ、ね?」


「おい、何勝手に…」


「はい、決定!
じゃ!明日の朝には返すから!」


それから私は葵ちゃんに連れて行かれたのは言うまでもない