「うるせぇな〜。誰だよ、俺の昼寝の邪魔をするやつは」
少しイラついた口調でそう言って屋上の裏から表れたのは
真っ黒な瞳と真っ黒な髪の顔の整った男の子でした
なんて綺麗な顔立ちをしてるんだろう…
あ!そんなこと言ってる場合じゃないよこの人に助けてもらおう
「た、助けてください‼︎」
私はそういいながらとっさにさっき現れた男の子の後ろに隠れた
「は?てゆうか男二人して一体なんの騒ぎだよ」
そういいながら私を追いかけてきた男の子二人に睨みを利かせる男の子
「ひぃ!もしかしてお前…大神 蓮⁈」
「え⁈あ、あの喧嘩が強くて有名な大神 蓮か⁈」
そう言って震え出した男の子二人組
「あ?だったらなんだよ」
そう言ってまたさらに睨みを利かせる男の子
もはや威圧感が人間じゃないよ
これはまるで…狼…さん
「ひぃぃぃ!す、すみませんでした!」
そういいながら一瞬にして退散した男の子のこたち
「よかった…ほっ
あ、あの!すみません迷惑か、け…」
て…あれ安心したからかななんだか力が抜けて、倒れ…る…
バタッ
「おい‼︎どした⁈大丈夫か⁇」
そこから私の意識は途切れてしまった…

