「ねぇ、知ってる⁇大神くんと野々原さんが付き合ってるって話」


「え⁈私大神くん好きだったのに…
でも確か野々原さんってあの学校で一番可愛いって有名な⁈」


「そうそう、銀髪の赤い瞳の
大神くんを独り占めはずるいし、悔しいけど二人ならお似合いだよね」


そんな噂がされる中



ーーーーーーガラッ



「あの、蓮くん送ってくれてありがとう…ございます」


「その敬語やめろよ、これから登下校と昼休みは俺と一緒な。」


「ふぇ、あ…えっと、はい」


「じゃあ昼休み迎えにいくから」


そう言って蓮くんは教室をでて行った

なぜこうなったかというと…それは昨日の放課後のことです



ーーーーーーガラッ



「美羽、帰るぞ」


「あっ…蓮くん」


そういえば放課後迎えにいくっていってたっけ
あれ、でもなんで私のクラスしってるんだろ


「あ、あの…なんで私のクラス知ってるんですか⁇」


「いや、なんでってお前有名じゃん」


有名⁇私が⁇なんのことだろ
わけが分からず首を傾げると


「…美羽、それほかのやつにするな。
いいからいくぞ」


そう言った蓮くんの顔はなんだか少し赤くなっているように見えた