私は今絶体絶命な状態なのです
「あ、あの…私…ご、め…ぅ」
震える声を精一杯声を出そうとしているのですが、うまく言葉にできず
「美羽ちゃん、そんなに怖がらないで」
「僕たちは美羽ちゃんを守りたいんだ」
そう言って私に話しかけているのは
同じクラスの男の子2名
「ぅ…あの、怖い…で、す」
そんなこと言われたって怖いものは怖いのだ
だって急に追っかけてきて私を捕まえようと必死になってた人たちですよ⁈
いったいなんのために私を屋上まで追いつめたのか理解できません‼︎
「美羽ちゃん怖いのは、君を好いている野良犬どもだろ」
「さぁ美羽ちゃんおいで」
うぅ…お願い…誰か…助けて‼︎
そう祈った瞬間に誰かの声がした