「お待たせいたしました、こちらギムレットでございます。」 「ありがとう。」 ただ何時もと違うのは彼女の手元に提供されたものは、薄紅色をして上に苺と少々のホイップが添えられていてアルコール度数の高くない可愛らしいカクテルではなくて、彼女の甘いイメージを覆すような甘味のないライムの酸味と辛味が混ざり合うアルコール度数の強いギムレット。