翌日―


今朝は昨日とは違い、けいちゃんが来る前にすんなり起きることができた

と言うよりは、一睡も出来ずそのまま朝を迎えたからだ。


それもこれも、全て木村比呂のせい。

どうしてキスをしてきたの？どうしてあたしを彼女にするって言ったの？

それに――


どうしてあたしを見つめる瞳はあんなにも苦しそうなの…？


分からないことが多すぎる。いくら考えても、頭は真っ白になっていくだけで余計混乱してしまった。




でも……




どうしてあたしなんだろう