「ん?髪、結わくの?」 私が持ってるシュシュを見て訊いてきた。 「うん。アドバイスは、素直にいいなと思ったから……」 「ふぅ~ん、そう♪」 「なっ、何よ。そんなにニヤニヤして……」 何か企んでる。そんな顔だ。 私は警戒をした。 すると予想どおり、私に近づいて肩をガシッと組んできた。