「それでは兄、明日に備えてごゆっくりとおやすみ下さい」 「あぁ……どうも……」 「では、良い週末を……」 南琉は一礼をしてから、バタン……とドアを閉めた。 なんか……最後の最後にどエラい爆弾を落としていったな。 ──いろいろと聞きすぎて、俺は結局寝付けなかった……。