三回目のデート



『と、いうわけで、このことは姉ちゃんにはご内密に♪』

「っ、あっ……あぁ、わかったよ……」


 はぁ……なんだかんだで、結局悪魔に魂を売ってしまった……。

 映見、ごめん。勝手に聞いて。

 けど……すごく嬉しいよ。顔がニヤけるぐらいに。


『後藤さん……もう一つ言ってもいいですか?』

「え?まだ何かあるの?あんまり言うと映見が……」

『ホントに、ありがとうございます。
 姉の彼氏になってくれて……』

「……え?」


 一輝君は、一方的に言った。

 今までの悪魔セールストークではなさそうだ。

 話してから初めて、真面目そうな口調を聞いた。