「ふーん……なかなか可愛いじゃんか♪ ひょっとしたら後藤さん……姉ちゃんのこと、帰したくなくなっちゃうかもなぁ~♪」 「ちょっ……果奈みたいなこと言わないで!」 「まっ、そんときは安心しなよ。 オレもアリバイに協力してやっから♪」 「結構ですっ!そんなことにはならないからっ!絶っ対にっ!!」 「あっそうですかっ♪シシシ♪」 もう、さっきから頭に血がのぼりっぱなし……。 一輝は髪から手を離し、服も丁寧に壁にかけた。