三回目のデート



「ぷっ……アハハハハッ!!崇ってば……何言ってっ……アハハッ!!
 いくらなんでも、小学四年生のコを好きになったりしないって!」

「なっ……そんなに笑うなよ!最近、年の差が流行ってるだろう!?しかも、将来有望のいい男・冬馬だし!四年生でも油断できないんだっつーの!!」


 必死になってる。ますますおかしい~!

 さらに声をあげて笑った。


 ──崇と付き合ってから、四ヶ月とちょっと。

 会うのもこれで……と数えるのに時間がかかるぐらい、いっぱい会っている。

 私は自然と、『崇』って呼べるようになった。今では『先輩』と呼ぶ方が不自然に感じるぐらい。

 話し方も敬語じゃなくなったし、会話のやり取りも、いい意味で遠慮がなくなってきた。

 なんかやっと……崇の彼女になれた気がする。