「……ねぇ。映見ちゃん」 冬馬君が、遠慮がちに呼んだ。 「なぁに?」 「あのさぁ……」 「うん」 「もしさぁ……」 「……うん」 冬馬君が少しモジモジしながら、何かを言おうとしている。 何だろう?トイレかな?