「……なら、ちょうど良かった」 「え、ちょうど良かったって?あ、先輩っ……」 先輩は私から離れて、春樹君の前に立った。 身長差が10センチぐらいあって、春樹君は先輩を見上げる形になった。 先輩……何をするつもりなんだろ……。 「……初めて話を聞いた時から、君には一度、お礼が言いたいって思ってたんだよねー」 「は、お礼?なんの?」 すると先輩は、春樹君の両肩をガシッと掴んだ。