三回目のデート



「兄ちゃん、やっぱスゲー!全然人に当たらなかったー!」


 小学生達が、目をキラキラさせながらハシャいだ。


「ハハハ、だろうー?ほら、広場に戻ってな。兄ちゃん、ちょっとお話しするから」

「うん!みんな、行こうぜー!」


 先輩がボールを渡すと、小学生達は無邪気に走っていった。


「ちょっ……あぶねぇなー!何なんだよ、あんたはっ!」


 春樹君が、先輩に喰ってかかってきた。


「は?俺?俺はー……」

「ひゃっ……」


 先輩はいきなり、私の肩を組んだ。

 そして……


「このコの……彼氏ですよー♪」


(……っ、先輩……)


「須藤の……彼氏ぃ!?」

「そう♪爽やかで自然体で、中身はオッサンみたいなところもある、彼氏ですよー」

「!!先輩っ!?さっきの、聞いてたんですか!?」

「映見ちゃーん。聞いたんじゃなくて、聞こえたんだよ。全部♪」

「全部っ!?……」


 ウソォ~。私、先輩のことをかなり言っちゃったのに。

 恥ずかしいー……先輩は、嬉しそうだけど……。