三回目のデート



「何それ。どうせまた、須藤の勘違いじゃねぇの?」

「今度は勘違いじゃないから。その人は今……私の彼氏だし」

「なっ……」


 春樹君は押し黙った。


 自信があるから、ハッキリと言える。

 私と先輩は、紛れもなく両想いだから。


「んだよっ……そんなに自信があるなら連れて来てみろよっ」


 春樹君がすごんで私に近づいた。


(掴まれるっ……)


 バンッ!!


「っ!……」

「うわっ!……ビビったぁ~。何だよ今の……」


 何かが、私と春樹君の間を鋭いスピードで通り過ぎ、ベンチに激しく当たった。

 地面にポンッと落ちて、コロコロと転がった物は……

 あ、このサッカーボール……まさか、


「あー、ごめんごめ~ん!君達~、大丈夫だったぁ~?」

「先輩っ!」


 やっぱり後藤先輩だ!小学生達もついてきた。

 春樹君達は、突然のことで唖然としてる。