三回目のデート



 そんなっ……

 じゃあ私は、当て付けのために気持ちを利用されたの?

 優しくしてくれたのも……私をこっぴどくフるため……。

 私の初恋のコがこんな、人の気持ちを踏みにじる人だったなんて、今更知りたくなかった。

 手にグッとチカラを入れた。

 じゃないと……泣いてしまいそう。


「須藤、あの時は悪かったな……だけどまさか……ホントに好きになられるとはって感じだったよ。
 俺も罪深いよなぁ~!ハハッ!」


 ……ヒドいっ。

 私……それでしばらく、恋愛が出来なかったのに。

 先輩が気になっても、素直に好きになれなくて、信じられなくて……


「……あ、須藤は今……好きなヤツとかいんの?もしかして……俺みたいなヤツ?なんてな、アハハッ!」


 聞いた瞬間……頭のどこかで小さく『ブチッ』という音が聞こえた。


「……なわけ……ないでしょ……」

「……あ?なんつったの?」

「そんなわけないでしょって言ったの!」


 私がムキになって言うと、春樹君は一瞬目を見開いた。