そんな先輩が、私の肩に捕まりながらスッと立ち上がった。
わっ。先輩……明らかに怒ってる~。
私も、小学生達も、少しビクつく。
「……おい、お前らっ!ここでサッカーするんだったら、周りに気を配らなきゃダメだろうが!
当たったのが俺で良かったけど、広場には小さい子もいるんだから!お前らだけじゃないんだぞ!わかったか!」
(……先輩……)
怒ってるけど、ただ頭ごなしに怒ってない。どうして危ないのかを、ちゃんとこの子達に教えてる。
さすが、サッカー部の副キャプテンをしていただけある。
先輩に怒られた小学生達は「……はーい」と、しょんぼりしながら返事をした。
今のお説教が効いたのかな。みんな、反省の色を見せてる。
小学生にも、ちゃんとビシッと言えるなんて、先輩……カッコいい。
私、惚れ直しちゃいました。


