三回目のデート



 ……ん?


「って、先輩?もしかして今の話……私を油断させるために、わざとしたんですか?」

「……あ、バレたぁ?」

「なっ……ちょっと、ズル過ぎる!」


 人の弱味につけこむなんて!いくら先輩でもヒドイ!


「いいじゃないの~♪まだ映見ちゃんが勝ってるんだしぃ♪」


 オネエキャラでごまかしてる。


「……いいですよっ。今度はもうその手にはノらないからっ」

「じゃあ、また違う手を考えないとなー」

「どんな手を使っても、もう引っ掛かりません!はいっ!」


 チカラいっぱいサーブした。


「おぉっと!」


 先輩も焦りながら打ち返す。

 また、ラリーが続く。


「……そういえばさぁー」

「……はい?」


 あ、また油断作戦?

 私は、警戒しながら打ち返し続けた。