三回目のデート



「こんな時に言いづらいんだけど……実は、逆ナンされ続けてさ……」

「ぎゃ……逆ナン!?」


 あ、やっぱり驚いた。


「断ってるのに次から次へと来るから、ブチッとキレて、つい……」


 引いたかなと心配しつつ、正直に話した。


「それで……あぁ言って、怒鳴ったんですね……」


(大事な彼女と!!!!
 これから……
 デートだっつーのぉーーーーっ!!!!)


「……です」


 うわぁー、かなり恥ずかしいー!

 冷静になって振り返ると……
 何とかの中心で愛を叫んでるみたいだ。