三回目のデート




「須藤映見(すどうえみ)さん……

 俺と……付き合って下さい」


「……はい……」


 あの卒業式から二カ月が経ち……


 私は高校二年生、

 後藤先輩は大学生となり、

 新しい日々を過ごしていた。