あと少し

スカイツリーを満喫して
家に帰ってきた


『翔平くん,明日お仕事は?』


「あー、ここ最近忙しくて…
定時に帰ってこれるかわからないけど
できるだけ早く帰ってくるよ」


『無理しないでね、明日は久々に
お弁当と朝ごはん作るからね』


「咲こそ無理して作らなくていい」


『大丈夫、入院してたぶん
翔平くんの為につくしたいし
翔平くんと一緒にいたいの』


「そっか、僕も咲がいなくて
寂しかった」


『ふふふ、これからずっとお家に
いるから翔平くんといれるよ』


可愛い笑顔でそんなこと言うから
僕は泣きそうになったのをグッとこらえて
せいいっぱいの笑顔を作った