あと少し

ソファに座って
2人でよく見たDVDを見た


おもしろいはずのDVDなのに
なぜか僕は涙をながしながら
見ている


「咲…」


『翔平くん』


その時どこからか
彼女の声で僕の名前を呼ぶ声がした


「咲…!咲!」



『翔平くん…私はいつでも
翔平くんの傍にいるから
安心して、翔平くん前に進んで
私の為にも翔平くんの為にも…』