あと少し

あれから彼女の葬式やら
なんやらが終わった


そんな時彼女の母に
手紙をもらった



『咲が死ぬ前に
私が死んだら翔平くんに
渡してって言われたの』



「有難うございます」



『翔平くん…』


「はい?」


『貴方は幸せになっていいのよ
次は貴方が幸せになる番なんだから
きっと咲もそう願うわ』


「はい…」



そんなことを言われて
立ち直れるはずもなかった