あと少し

あれから毎日僕は
仕事が終わると真っ先に
彼女の元へ向かった


「咲、ごめんね、遅くなって」


『いいよ、すごい汗かいてんじゃん笑』


「走ってきたからね笑」


『そんなに急がなくても
私は逃げないよ笑』


「そうだね…」


その言葉に笑うことができなかった