アイドル君と私



「ゴメンっ、寒くない?12月だもんねっ」


「えっ……」


そんな廉の必死な勢いに、咲はぷっ…と吹き出す。


「えっ…?何か俺おかしかった?」


「だって、今っ!?って思って~」


「あっ…そっか?そうだよね?もっと前から気づいてって感じだよね?」


「ううん、別にそういうわけじゃっ…それに寒くないよ?」


「そう?」


「うん、こっちの方って少し温かいよね?」


「あ~そうかも?」


それとも、
廉くんが隣にいるから、 体温が熱いの…?


なんて…


何考えてるの私!


同じ幼稚園って知ったからって、 調子乗りすぎ!

私は自分の頬を軽く叩いた。


「えっ…?どうした?」


「あっ、ううん…何でも!星綺麗だね?」


「うん、ホントに来てよかったぁ」