アイドル君と私



「ううん…咲ちゃん、チョコ…ありがとう」


「……うん」


「俺…咲ちゃんからのチョコ、めちゃめちゃ嬉しいっ…」


そう言って廉の抱き締める力が強くなる。


「廉くん…」


「ゴメンね?来てくれて…ありがとう」


「…うんっ…」



そして、2人はテーブル前へ。


咲がお茶を持って座る。



「廉くん、明日も早いんじゃ…?大丈夫?」


「あっ…うん、もうちょっと大丈夫っ」


そう言うと廉はニコッと笑った。


久々に見た廉の笑顔に、咲はドキッ…とする。


すると、廉は一口お茶を飲んで口を開いた。


「あのさ…咲ちゃん」


「…うん?」


「もしかして…さっき、ひぃといるの…見た?」


「えっ…?」


咲は少し視線をズラして、ゆっくり首を縦に振る。