アイドル君と私



「……はい?」


「あっ…咲ちゃん?俺…なんだけど」


「うん……どうして?」


「あのさ…少し話せるかな?」


「えっ…?あっ…はいっ」


そう言って咲はドアを開ける。


廉は真剣な顔で咲を見つめ、手にはチョコが持たれていた。


「えっ…それ…」


そして廉がドアを閉める。


「と…とにかく中に…」


と、咲がリビングに入ろうとすると、廉に突然手を引っ張られる。


「……っ?」


そしてそのまま…咲は廉に強く抱きしめられた。


「……っ!?」


咲は廉の腕の中でドキドキと、驚きを感じる。


「廉…くん…?」


「ごめんっ…」


「えっ…?」


「ごめんね?来てくれたのに…」


「あっ…違うのっ、私が勝手に置いてって…私の方こそ…ごめんなさい」