アイドル君と私



その頃、自分の部屋に着いた咲は
ドアを閉めて、ため息をつく。


「はぁ―…態度悪かったよね?私…」


少しうつむきながら、咲は部屋に上がり、カバンを置いて上着を脱ぐ。


そして、2人分買ったホットドリンクをテーブルの上に置いた。


「廉くん…怒ったかな?ちゃんと、聞きもしないで…」


バカだよね?私…。


でも、恐いんだ。


今の時間が夢みたいだから…。


突然、現実に引き戻されたみたいな―…。



そして、冷蔵庫を開けて飲み物を取ろうとした時。


ピンポーン~♪


「……えっ?こんな時間に…?」


咲がとまどいつつインターホンに近づくと、そこにいたのは…。


「えっ…?廉くん…」


うそっ
どうして…?


咲はゆっくり通話ボタンを押す。