アイドル君と私



「何だか直接渡せないっ…今会ったら上手く笑顔作れないかも…」


そして咲は廉のマンションから出てバス停に向かった。


すると、廉からの電話が鳴る。


咲はビクッとして、携帯画面を見る。


「廉くん…」


どうしよう…。


ずっと鳴り続ける携帯を見る咲。
そして電話は切れた。


「……ごめんね、廉くん…」


咲は携帯をしまい、バスに乗り家に帰ることに。


すると、バスに乗ってる間廉からのメールが届く。


《咲ちゃん、ごめんね?
少し遅くなった、今どこ?》


咲はメールの文章を眺めて胸がズキッ…と鳴る。


「私…なに嫉妬してるんだろう…?」


廉くんは何も悪くないのに…。


私はやっぱり意地っ張りなんだ…。


すっと、携帯に指を動かし廉に返信を送る。


《ごめんなさい…廉くん、今日はやっぱり帰ります。それと、もし良かったら
ポストにチョコがあります

受け取ってくれたら嬉しいです。

本当にごめんなさい。》