アイドル君と私



「俺の家の前まで一緒に乗ってくだけだよね…?」


「うんっ!そうっ」


ニコッとする比奈に、廉は頭をかきながら。


「はぁ―…分かったよっ」


「本当!?」


「その変わり、早くしろよ?俺もう出るしっ」


「うんっ、分かった~すぐ行くねっ」


比奈は荷物を取りに、自分の控え室に走った。


廉は困った顔をしながらも荷物を持ってマネージャーに事情を説明し、地下まで降りることに。


そして2人は同じタクシーに乗り、廉の家まで向かった。


その頃、咲もコンビニを出て廉のマンションへ向かった。


廉のマンション前に着くと、咲は立ち止まり悩んだ。


「うーん…どうしよう…」


暗証番号は教えてもらったけど、部屋の前まで行くのは不自然だよね…?


やっぱり…外で待っていよう。


咲は悩んだあげく、マンション入口前の緑とベンチのあるスペースで待つことに。