アイドル君と私



「そうだ!ねぇ?今日の撮影早く終わったら行かない?」


「えっ!?」


「だって、お店遅くまでやってるでしょう?」


「あっ…いや、でもそんな早く終わるかなぁ…」


「うんっ、早かったらでいいから~ね?」


廉は比奈の押しにとまどう。


「あっ…じゃあ、お互いのマネージャーも一緒に行こうか?」


「え―?またそれ?…2人じゃ嫌なの?」


少し真剣な顔で廉を見る比奈。


「あっ…嫌って訳じゃ…ほら、職場みたいなもんだしっ」


「なにそれ―?」


比奈は少しムスッとする。


と、そこへマネージャーが戻ってきた。


「廉くん、あと20分ぐらいで始まるみたい」


「あっ、そうなんだ?」


「あ~ぁ、じゃあ私もその前にヘアメイクさんの所行って来よう―っと」


「おうっ…」