アイドル君と私



「…お姉さん…」


「あははっ、ちょっと硬い~友香里でいーよ?」


「えっ?いやっ…そんなわけには…」


「じゃあ、友香姉でもいーよ?」


「えっ!?もっと無理ですっ!!」


「あははっ」


「あの…じゃあ“友香里さん”で…」


「あ~いいね!オッケー」


そう言った友香里の笑顔を見つめる咲。


何か、壁がない感じ…
やっぱり廉くんに似てる。


お母さん、
素敵な人だったんだろうなぁ…。


「そういえばさっ」


「えっ…?」


「廉が咲ちゃん選んだの、分かる気がするよっ」


「えっ…?」


「……似てるのよっ」


「……似てる?」


「お母さんと、咲ちゃんっ」


「えっ…?」


私と…?

廉くんのお母さんが…?


「見た目っていうか、雰囲気かなっ?」


「雰囲気…?」